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2015/12/25
「ミュージアムユニバース〜すてき・ふしぎ・おもしろい」レポート
今年の「ミュージアムユニバース〜すてき・ふしぎ・おもしろい〜」は、過去最多の15館による様々なトークイベントや体験プログラムが開催されました。
なかでも今年はそれぞれの展示資料やワークショップを持ち寄って制作した体験プログラムや、共通のテーマをそれぞれの館ならではの視点で語るトークなど、複数の館のコラボレーションによって実現したここだけの企画も多数行われました。
★仙台文学館×社会福祉法人共生福祉会福島美術館×東北福祉大学芹沢銈介美術工芸館
「和綴じ本+紋きり遊び+合羽刷り」
★仙台市八木山動物公園×仙台うみの杜水族館×みちのく博物楽団
「生きもののふしぎにふれてみよう」
ミュージアムにはそれぞれに専門の分野や独特の魅力があるものですが、そんなミュージアムがいくつもつながると、いつもとはひと味違った楽しみ方が見えてきます。ミュージアムをつなげて作った輪のなかから溢れ出た「ふしぎ」や面白さが、それぞれのミュージアムへと足を運ぶきっかけになってほしいと思います。
また会場がトークや体験の参加者で賑わうなか、「展示の広場」では各館の展示を見ながら、
「このミュージアムはどこにあるんですか?」「いまはどんな展覧会をしてるの?」
とたずねる人の姿も見られました。ミュージアムユニバースを通して、ミュージアムと人との新たな出会いが生まれたようです。
さらに今年は参加館が増えたことで、スタッフ同士の間に新しいアイディアや交流が生まれたもよう。
ミュージアムのつながりや、人と人との交流を通して、ミュージアムの魅力が仙台という街にもっともっと広がっていってほしいと思います。
(SMMA事務局 吉田)