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2020/12/12
歴ネット参加館にて仙台の伝統的な門松を展示します!(SMMAクロスイベント)
皆さんは、『仙台の伝統的な門松』をご存じですか?
仙台には、私たちが普段目にする門松とは一味違ったこの地方独特の門松があります。
■ 仙台の伝統的門松とは?
正月に玄関先などに飾られる門松。かつて仙台やその周辺で飾られていた門松は、現在私たちが目にする一般的なものとは違い、松や竹などを門のように組み上げた形をしていました。しかし、仙台の中心部では戦前から、郊外でも昭和40年ころには、この形の門松を飾る家も少なくなり、今ではほとんど見ることができなくなっています。
この伝統的な門松は仙台城内でも飾られ、調査の結果、仙台城の門松は直径15㎝、高さ3m以上の栗の木の柱に竹や松を添え、根元を楢の割板で囲んでおり、全体の高さは3mから4mにもなったと推定されます。また、その材料は根白石村(現 仙台市泉区)から納められたことも分かっています。
歴ネット参加館では、現在この伝統的な門松を復元したものを期間限定で展示しています。門松にまつわる歴史や解説もあわせてご覧いただけます。
ちなみに、藁打ちや「ケンダイ」と呼ばれるしめ飾りの作成などは、参加館の学芸員等が集まって作成し、すべて手作業で設置しております。
年末年始は歴ネット各館に足をお運びいただき、「仙台の伝統的な門松の再現」をぜひご覧ください!
(歴ネットクイズラリーと併せての来館もおススメです)
東日本大震災から10年を迎えようとする今、仙台の伝統や地域性の一端を、この門松から感じ取っていただければ幸いです。
■展示期間
令和2年12月15日(火)~令和3年2月15日(月)
※展示期間は各館によって異なります。詳細は各館にお問い合わせください。
【各館の展示期間(予定)】
施設名 | 展示期間 | 問い合わせ先 |
瑞鳳殿 | 12月15日(火曜日)~1月14日(木曜日) | 022-262-6250 |
史跡陸奥国分寺・ 尼寺跡ガイダンス施設 |
12月15日(火曜日)~1月18日(月曜日) | 022-214-8893 (仙台市教育委員会文化財課) |
仙台市博物館 | 12月15日(火曜日)~2月14日(日曜日) | 022-225-3074 |
地底の森ミュージアム | 12月22日(火曜日)~1月27日(水曜日) | 022-246-9153 |
仙台文学館 | 12月25日(金曜日)~2月15日(月曜日) | 022-271-3020 |
仙台市戦災復興記念館 | 1月4日(月曜日)~2月7日(日曜日) | 022-263-6931 |
仙台市縄文の森広場 | 1月5日(火曜日)~1月27日(水曜日) | 022-307-5665 |
仙台市歴史民俗資料館 | 1月5日(火曜日)~1月31日(日曜日) | 022-295-3956 |
【展示の様子】
地底の森ミュージアム(令和元年度)
★お問い合わせ先
歴ネット事務局 仙台市博物館
〒980-0862 仙台市青葉区川内26<仙台城三の丸跡>
電話:022-225-3074