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2019/03/15
SMMAクロスイベント「きみも富沢博士!~“かせき”ってなあに?~」実施レポート
昨年度好評だった「きみも富沢博士!~“かせき”ってなあに?~」を、今年度も東北大学総合学術博物館とみちのく博物楽団のみなさんと一緒に2日間に渡って実施しました。
みなさんは、東北大学総合学術博物館と地底の森ミュージアム、実はどちらも「かせき」と呼ばれる資料を持っていることを、ご存知ですか? 両館が持っているホンモノの「かせき」の資料・標本に触れてもらいながら、「かせき」について楽しく学んでもらおうというのが、このイベントです。普段は触ることができない資料・標本にも、この2日間限定で触れてもらいました。
どんなものを「かせき」と呼ぶのかをまずは写真だけで考えてもらい、その後にホンモノの資料・標本に触れてもらい解説を聞きながら、資料・標本のカードを集めてもらいました。参加者のみなさんは、「かせき」に興味があるとあって、どの資料・標本も目を輝かせて触っていました。また、説明にもじっくりと耳をかたむけていました。中には、「かせき」とは呼ばれない資料・標本もあるのですが、資料・標本からどんなことが分かるのかという説明をすると「そうなんだ!」と驚くようすに、解説する側も熱が入りました!
ホンモノに触れた後は、地底の森ミュージアムで見つかっている「かせき」からはどんなことが分かるのか、実際に展示室を見学しました。最後は、どんなものを「かせき」と呼ぶのか、「かせき」はどのように分類されるのかのまとめをしました。参加者のみなさんからも積極的に質問が飛び出し、とても盛り上がりました。
小学校3年生以上とその保護者を対象としたイベントでしたが、お子さんだけでなく保護者の方も興味津々で、熱心に観察されたり解説を聞いてくださったり、お子さんと一緒に分かったことをメモしていたりと、保護者の方にも楽しんでいただけたようです。
二年続けて実施し、新たな課題も見えてきたので、次回はさらなる改良を加えて、より「かせき」に興味を持ってもらえるイベントを実施していきたいと考えています。
(地底の森ミュージアム 鈴木英梨)
◎イベントのようす