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2017/06/20
仙台市歴史民俗資料館 資料集第15冊「明治二三年『新版仙台みやげ』」
本書は、明治23年(1890年)11月に出版された『新版仙台みやげ』を図版(写真版)で掲載し、原文紹介と解説を加えた資料集として編集したものです。
編集者兼出版人である山戸多利造(やまとたりぞう)は、新聞記事の取材報告者として活動していた人物で、「仙台地方を旅行する人が見るのに便利なように簡明に作った」といいます。『新版仙台みやげ』は仙台地方の名所旧跡、仙台市中の名高い諸商店をはじめ、旅店、割烹店(旅行屋)や市外の有名な温泉湯にいたるまで編集され、、明治期仙台の産業界の実態を明らかにする資料です。
なお『新版仙台みやげ』の特徴として、下記4点を挙げることができます。
①明治23年時点における仙台の勧工場について詳細な記載を見ることができる
②当時最も話題となっていた仙台商人等が詳細に取り上げられている
③当時の仙台の先進的な産業界の動向が記載されている
④当時の仙台の代表的な名所旧跡とその名称について確認することができる
(『新版仙台みやげ』解説)
■目次
1.明治二三年『新版仙台みやげ』の図版
2.明治二三年『新版仙台みやげ』の原文紹介
3.明治二三年『新版仙台みやげ』の解説
■編集:公益財団法人仙台市市民文化事業団、仙台市歴史民俗資料館
■発行:仙台市教育委員会
■発行日:平成29年3月31日
■価格:700円
【お問い合わせ】
仙台市歴史民俗資料館
TEL: 022-295-3956